INTERVIEW

『Overcomer』を7月16日にリリースするPreapared Like A BrideのヴォーカルBryanが語る

2014年7月14日 |


バンドは結成何年になりますか。
今年の8月で5年になるよ。

この『Overcomer』というアルバムは本当に素晴らしい作品ですね。哀しみと希望のコントラストが素晴らしいと思いました。同じような質問はたくさん過去にあったとは思いますが、歌詞の意味などはメンバー間でどうやって共有しているのでしょうか。
俺が歌詞の題材にするのは、生きていく中で僕に起きたことや、環境についてだけなんだ。具体的には「苦しみ」「痛み」「恐怖」「苦悩」「友情と家族愛」などさ。とにかくこのアルバムで一貫してテーマにしているのは、「希望」なんだ。「どんなに辛いことがあっても必ず希望はある」っていう考え方をみんなと分かち合いたかった。俺の父親は2012年の暮れに飛行機事故で他界したんだ。「Overcomer」っていう曲はその時に起こった事や、その時の気持ちを歌った歌なんだ。どん底にいても希望の光は射すということをみんなに伝えたられると嬉しいな。

YOUTUBEでは何曲か曲の背景について語っている動画がありましたが、他の曲の解説もして頂けますか。
「Alone」という曲はとても早く書き上げた曲なんだ。父親が死んだ、という言葉を聴いた直後に書いたんだから。歌詞を読んでもらったら分かると思うんだけど、当時の俺の心境が生々しく表現されている。俺は父親を本当に愛していたから、神に対して凄まじい怒りを感じたんだ。「なんで俺の父親を奪ったんだ!」ってね。でもそれから俺は気が付いた。「なぜ」かを問うことが不毛だということに。俺は神を敬愛しているし、自分に与えられた環境や、人生を与えられたことに感謝している。そういう心境の変化は歌詞の最後の部分に隠されているんだ。

そういう話を聞くと、ちゃんと歌詞を読みながらもう一度曲を聴きたくなりますね。言葉の壁は少しずつこうして超えていけるようにしたいですね。言葉もそうですが、日本とオーストラリアでは文化もそうとう違いますよね。その文化の違いを理解することでもっと洋楽を聴く楽しみが増えると思うのですが、例えばオーストラリアの人々はどんな風に週末を過ごしているのでしょうか。
日本には行ったことがないから、俺ははっきりと違いに関しては分からない部分もあるんだけど、日本人は目上の人に対して敬意を表わすイメージがあるかな。オーストラリア人は友だちをとても大切にするんだ。 週末は綺麗なビーチで優雅な時を過ごしたり、ラグビー、アメフト、サッカー、水泳などスポーツを楽しんだり、友だちとモールに買い物に出たりするよ。一般的にみんな1週間に45時間ぐらい働く。オーストラリア人は歴史的に音楽に凄く情熱を持っているってこともあって、音楽に夢中なキッズが多いのもそのせいだと思うよ。

皆さんはゴールドコースト出身ですが、地元の音楽シーンは盛り上がっていますか。
 凄く盛り上がってるよ。常にトレンドも変化してるけど、どんどん成長していると思う。たくさんシンガロング、モッシュ、ステージダイブをするキッズもたくさん増えたよ。

日本のキッズの多くは高校生ぐらいから楽器に興味をもってバンドを始めるんですが、就職というタイミングでどうしても親に認められず諦めたり、バンドで勝負するという道を選択できる人は少ないのが現状です。オーストラリアでも同じような環境なのでしょうか。バンドを続けたいと思っているみんなにアドバイスをお願いします。
オーストラリアは日本に比べたらそこまで親からのプレッシャーは受けないかもしれないけど、親がバンドにお金や時間を費やすことに心配したり、他の人みたいに普通の仕事に就くことを望むのは一般的じゃないかな。もし情熱をもてるものがあるなら、自分の人生をかけてやるべきだよ。時間を無駄にしちゃいけない。やりたくないことをしても何の意味もないんだから。

なるほど。そういう気持ちにさせてくれるのはバンドですよね。ライブでかっこいいバンドを観ちゃうと本当にそれが自分の夢になってしまいますものね。ちなみにあなたが最初に観たライブは誰ですか。
最初に観た大きなバンドはAvenged Sevenfoldだね。

それは意外でした。『City Of Evil』の頃ですかね。最高ですよね。ライブが良いバンドをたくさん御存知だと思うのですが、このバンドのライブは絶対観た方がいい!ってバンドを教えて頂けますか。
ニューカッスルのRivalriesというバンドは最高だよ。今年の俺たちのヘッドライナー・ツアーをサポートしてもらったバンドだよ。

リリック・ビデオはチェックしましたが、とてもかっこいいバンドですよね。こうやって簡単にバンドの音を聴けるようになったのは良い事ですが、「CDか配信か」という議論は尽きませんね。皆さんは音楽をどうやって入手していますか。
 俺が思うにオーストラリアの人々の間で、バンドが金銭的に自立する難しさを認知されるようになり、バンドをサポートしようという風潮がある。そのせいか、俺たちの場合もCDがリリースされるのを待ってくれている人もたくさんいたんだ。素晴らしいことさ。俺たちもCDを買ったりダウンロードして買ったりするけど、どっちを選ぶかはバンドによるよね。

それはとても素晴らしいことですね。時代の波に逆らうのは難しいですが、うまく共存し、アーティストをちゃんとみんなが守っていけるような仕組みができればいいですね。話は変わりますが、先日ギタリストが脱退するというニュースがありましたが、今後は4人で活動されるのでしょうか。
現状、4人でやっていく方向で進んでいるよ。短いツアーをしているところなんだけど、今のところ4人で順調さ。

 

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