INTERVIEW

日本盤「The Gift Of Life」をリリースしたばかりのDreamshadeの中心人物FellaとフロントマンのKevinが語るスイスの音楽事情と新譜にかける想い

2014年8月8日 |


この度は『The Gift Of Life』での日本デビューおめでとうございます。簡単なバンドの自己紹介をお願いします。
Fella(以下F): ありがとう!この日が来るのをずっと待っていたよ。俺たちは日本が大好きなんだ。俺たちはスイスのルガーノという街出身で2006年に結成された5人組のメロディック・メタル・バンドだよ。こっちではSpinefarmというレーベルから2枚のアルバムをリリースしていて、世界中をツアーしてまわってるよ。次は日本に行けたらいいな。

皆さんは色々な音楽のバックグラウンドがあるようですが。
Kevin(以下K): その通りさ。俺たちは色々な音楽から影響を受けている。自分たちで制限するのは馬鹿らしいからね。色々な音楽から影響を受け取り入れることで、人としてもアーティストとしても成長できるんだ。そうだな。俺はエレクトロ、レゲエ、ヒップホップ、ロック、なんでも聴くけど、何を聴くかは気分次第だよ(笑)。

アルバムのアートワークはいかにも「メタル」といった印象がありましたが、どんなコンセプトがあったのでしょうか。またデザインした人についても教えて頂けると嬉しいです。
K: そうだね。みんなに伝えたかったコンセプトとしては、「誰かに命を授ける」かな。すると俺たちの頭に真っ先に浮かんだのは有名なおとぎ話「ピノキオ」だった。熱心にピノキオを作っている姿がね。デザイナーは前作の『What Silence Hides』も手がけてくれたColin Marksに頼んだよ。仕上がりにはすごく満足している。彼らは俺たちが意図をしっかり汲み取って、とてもいい仕事をしてくれたよ。

VERSA LIMITED(MISS MAY Iのメンバーが運営するブランド)の服を着ているメンバーがいた気がするのですが、MISS MAY Iのことはご存知だったのでしょうか。
F: それは俺のことだね(笑)。大好きなブランドなんだ。もちろんMISS MAY Iのことも知ってるよ。今年は日本でツアーしてすごく盛り上がったみたいだね。素晴らしいバンドだよ。

音楽以外に何か皆さん趣味はありますか。
K: 勿論さ。俺は美食家だしね(笑)。色々な国の食事のレシピとか集めてるし、たくさん食べもする。だからバスケやサイクリング、それに山や湖でラニングしたりするのも欠かせないんだよね。そうすることでリラックスもできるし、日常の生活から自分を切り離すことできるんだ。

DreamshadeはSpinefarmという大きなレーベルに所属していますが、音楽で食べていくというのは正直厳しい部分もあることが多いと思います。日本でも仕事としてバンドをするのはかなりハードルが高く、キッズがバンドをずっと続けることを親に反対されるケースもあります。皆さんはいかがでしょうか。
K: そうだね、大きなレーベルと契約できたのは俺たちの人生を変えたよ。でも常に選択に迫られる生き方だから、正しい選択をしないといけないという緊張感はずっとあるよ。どの国でも親はいつだって子どもの安全な将来を望むものだし、音楽を続けることを望まないのは同じさ。でも最後に決めるのは自分なんだ。俺たちの人生であり、生き方なのだから。俺も同じような状況にはあるけど、俺たちにとって音楽が一番大切なものだから、こうして音楽を続けているんだ。自分に「今全力で試さなければ、いつ全力を出すんだ」と言い聞かせている。もちろんこの生き方にはリスクもあるし、常に正しい選択をしていかなくては生きていけない道。でも人生はそもそも波乱万丈なもの。今メンバーは仕事や学業と音楽をうまくバランスをとってやってる。このバンドの為にみんな何かしらの犠牲を払っているし、簡単なことじゃないけど、夢を叶える為にバンドをやってるんだからそれも当然のことさ。

Dreamshadeの熱狂的なファンの中には、前作のほうが好きだった」という人もいるようです。好みを語るのは自由だと思うのですが、個人的には今作でバンドとしては大きな進化を遂げたと思うのですが、ご自身ではいかがでしょうか。
F: そうだな。万人に受け入れられるバンドになることなんて不可能だし、好きなバンドの中でも一番好きなアルバムは人によって全然違うものだからね。個人的には『The Gift Of Life』は前のアルバム『What Silence Hides』よりもずっと個性が前に出で洗練されたアルバムだと思うよ。前のアルバムも大好きな大切なアルバムだけどね。バンドはどんどん成長しているし、もう作り始めている次作は更にやばいものになりそうさ。

あなたが住む街にはCDショップはあるのでしょか。みんなキッズは音楽をどうやって買っているのでしょうか。
K: 残念ながら俺の住んでいる街にはもうほとんどCDショップはないんだ。昔あった店はみんな潰れてしまった。俺も何年かCDショップで働いていたんだけど、音楽配信ビジネスがどんどんでかくなっていくのをリアルに体感したよ。この変化はある意味、今までの音楽業界の仕組みを完全に壊してしまったけど、リスナー目線からすれば、新しい音楽を発見するという意味では前より全然楽になったんじゃないかな。

スイスにはキッズが集まるライブハウスはたくさんあるのでしょうか。またフェスなどもあれば教えてください。
F: 俺の街にもキッズ集まるライブハウスは大きくはないんだけど、いくつかあるよ。でも近くの大きな街にある大きなホールにライブを観に行くキッズのほうが多いんじゃないかな。スイスにはGreenfield、Gampel、そしてMair1という3つの大きなフェスがある。もしスイスに来ることがあれば是非どれかフェスにタイミング合わせて来たらいいんじゃないかな。

週末はどんな過ごしかたをするのですか。
K: もちろん!俺は都会が好きじゃないから山に住んでいるから、川や湖に行って泳いだりしている。夏にはBBQするのが最高だよ。夏はできるだけアウトドアなレジャーを楽しもうと必死だよ(笑)。もしスイスに来ることがあればスイス流のライフスタイルを体験できると良いだろうね。小さい国だけど資源は豊富な国だから。

皆さんは先日南アフリカをツアーされたようですが、どうやってこのツアーは決まったのでしょうか。またツアーはどうでしたか。
F: ツアーは最高の一言だったよ。今までのツアーで1,2を争う最高なツアーだったよ。みんな最高な人だったし、友だちもたくさんできた。このアルバムを出した時にFavour The Braveというブッキング会社から「ツアーをして欲しい」と連絡を受けて、俺たちのマネジメントをしてくれているHorang Musicと一緒にツアーを組んでもらったんだ。日本でのツアーはきっと最高な経験になると思うし、本当にずっと目指してきた目標だから絶対叶えたい夢だよ。

最後に日本について持たれている印象を教えていただけますか。日本に来たらしたいことなどもあれば。
K: まず日本は素晴らしい国だと思うよ。日本の伝統的な文化が大好きなんだ。日本語の響きもとても好きだよ。落ち着いて聞こえる美しい言葉だからいつか学んでみたいと思ってる。本で読んだり、ドキュメンタリーで観たりしてきた国だから、日本に行ける日が来たら最高に嬉しいだろうな。日本に行くことができたら少しでも多く日本のことを知りたいと思ってるよ。

 

Dreamshade / The Gift Of Life

ZTTH-006-Dreamshade_350

ZTTH-006  1,565円+税 2014.08.06
日本盤対訳、解説、ボーナス・トラック2曲付

1. Photographs   (Music Video)
2. Your Voice    (Music Video)
3. The Gift Of Life
4. Sandcastles
5. Consumed Future  (Music Video)
6. Our Flame
7. Late Confessions
8. Sincere
9. Elisabeth 10. Wants & Needs
– ボーナス・トラック –
11. Sandcastles ( feat. Ryo from Crystal Lake )
12. Photographs    (Remix)